残酷な誘惑 (新書)
内容(「BOOK」データベースより)
もう一度彼に会いたい、彼に会わなければ、という思いに駆られ、オータムは名前を偽ってまでこのオフィスへやって来た。そして、四年ぶりにソールと再会した。堂々とした長身、広い肩、黒い髪―どれもが目に親しい中で、色つきレンズのめがねだけが見慣れないものだった。この四年間、彼のことを忘れた日はなかった。いや、十三歳で出会ったときからずっとそうだった。だが、あの事故のあと、オータムは彼の前から逃げ出したのだ。ここにいるのがわたしだと知ったら、ソールがどんな態度をとるか、考えただけでも恐ろしい。彼は交通事故で視力を失い、その結果、仕事も恋人もなくした。そのすべての原因は、わたしにあるのだから。
公爵のたくらみ (新書)
内容(「BOOK」データベースより)
イゾベルは考古学者。シチリアの公爵の屋敷に滞在し、海底に眠る古代の宝物の引きあげ作業に携わっている。ある日、海中での調査中、ギリシアの神を思わせるたくましい男が貴重な金貨を盗むところを見とがめた。だが男は悪びれもせず、キスをしてくれたら返すと言い張るだけだ。こんなならず者にキスをしろですって?でも背に腹は代えられない。イゾベルは目を閉じた…。男は難なく唇を奪うと、再び海の中へと消えていった。そして屋敷の当主が初めて姿を現す晩餐会で、彼女は息をのんだ。キスを盗んだ男は、第十三代マンダラ公爵その人だったからだ。
内容(「MARC」データベースより)
考古学者のイゾベルは、公爵の屋敷に滞在し、海底の宝を調査中。彼女はある日、男が海底で金貨を盗む現場を目撃する。キスと引き換えに宝を返すという男の条件を仕方なく呑んだイゾベル。しかし彼の正体は、屋敷の公爵だった!
罪深き美女 (新書)
内容(「BOOK」データベースより)
南太平洋に浮かぶ島のリゾートホテルで働くアリーは、新しいオーナー、スレイドの冷酷な態度に困惑していた。アリーが彼の継母を恐喝したと誤解しているのだ。だがそんな態度とは裏腹に、向けてくるまなざしは灼熱の太陽のように熱い。ある日スレイドは、経営不振のリゾートホテルを存続させて島民を救う見返りに、愛人関係を結べと言ってきた。「なにも、きみは可憐で無垢な乙女じゃないんだし」軽蔑の言葉が発せられた次の瞬間、彼の唇が重なった。
内容(「MARC」データベースより)
南太平洋に浮かぶ島のリゾートホテルで働くアリーは、新しいオーナー、スレイドの冷酷な態度と、裏腹な熱いまなざしに困惑していた。ある日スレイドは、リゾートホテルを存続させる見返りに、愛人関係を結べといってきた…。
恋の奇跡は火曜日に (新書)
内容(「BOOK」データベースより)
仕事中毒で家庭を顧みない父の会社を辞め、キャリーが別の会社に就職してから三週間が過ぎた。その火曜日の朝、彼女はオフィスで背の高い男性とぶつかった。謝ろうとして顔を上げ、目が合った瞬間、キャリーは言葉を忘れた。何もかも見通すような澄んだ青い瞳が頭から離れない。同僚の話では彼は親会社の重役、ファーン・メイトランドだという。奥のオフィスに入ったファーンが再びドアから出てくると、彼女はあわてて仕事に集中しているふりをした。彼がデスクの横を通り過ぎる…そう思ったとき、ファーンが足をとめ、キャリーをいきなり食事に誘った。彼女の頭の中は真っ白になった。気がつくと、静まり返ったオフィスじゅうがキャリーの返事を待っていた。
挑発的なプロポーズ―旅立ちの大地 (新書)
内容(「BOOK」データベースより)
カントリーミュージック界の大スター、そして幼い日の憧れの男性。久しぶりにジョニー・エリスと再会して、メガンは身を震わせた。でも、動揺していることを彼に気づかれてはならない。亡き父が更生させたかつての不良少年は、もう手の届かない人。牧場を彼と共同経営するようにという父の遺言に従って、ジョニーはここにしばらく滞在するだけなのだから。彼の寛大な援助なんて欲しくないわ。頑なな態度をとり続けるメガンに業を煮やしたのか、突然、ジョニーが皮肉な口調で言い放った。「きみはどんな援助も受けられる…僕と結婚すれば」。
内容(「MARC」データベースより)
兄と妹のようだったメガンとジョニー。2人の関係の行方は? 元不良少年で、現在はりっぱな成功者となった3人の親友同士を描く「旅立ちの大地」最終話。
買われた純潔 (新書)
内容(「BOOK」データベースより)
ネルは病院のベッドで目を覚ました。自動車事故を起こし、救急車で運ばれた記憶がおぼろげながらある。ベッド脇で夫のアレクサンドロスが見下ろしていた。急な知らせを受けて、久しぶりにロンドンに戻ったのだろう。二人は結婚して一年たつが、ネルは末だに無垢なままだった。アレクサンドロスが父の苦境を救ってくれたのと引き換えに嫁いだにすぎないから。それに夫には愛人がいる。こんな生活に耐えられず逃げだしたところを、事故に遭ったのだ。うわべだけの気遣いを見せる夫にネルは憤った。「あなたなんて大嫌い!」彼女はわっと泣きだした。
内容(「MARC」データベースより)
結婚して1年たつが、未だに無垢なままのネル。夫には愛人がいる。ある日、そんな生活に耐えられず逃げ出した彼女は、自動車事故を起こしてしまう。知らせを聞いて病院にかけつけた夫に、彼女は怒りをぶつけるが…。
孤独なバージンロード (新書)
内容(「BOOK」データベースより)
エリーは書店経営の夢をかなえるために、昼は店員、夜はオフィスビルの掃除人として一日中働いている。みじめな母を見て育った子供時代から、彼女はかたく決意していた。男に依存するだけの生き方はするまい、と。ある夜、清掃の仕事中にエリーは話し声を耳にする。彼女が立ち去ろうとしたとたん、目の前に長身の男性が現れた。この会社の社長、ディオ・アレクシアキスだ。彼はうろたえるエリーを厳しく詰問し、産業スパイだと非難した。エリーは強く否定するが、疑いは晴れなかった。どうしたらいいだろう。仕事を失うわけにはいかない。困り果てた彼女にディオは言った。「きみにはぼくの目の届くところにいてもらう」彼はエリーを連れて、ヘリコプターに乗り込んだ。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
グレアム,リン
北アイルランド生まれ。10代のころからロマンス小説の熱烈な読者だった。大学で法律を学ぶと同時に18歳で結婚。この結婚生活は一度破綻したが、数年後、同じ男性と恋に落ちて再婚という経歴の持ち主。現在3人の子供を育てている。時間のあるときは大好きな庭仕事に励み、得意のイタリア料理に腕をふるっている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
白雪姫の嘘 (新書)
内容(「BOOK」データベースより)
優しく純真そうな彼女だが、愛する人に打ち明けられない秘密があった。飼い主から世話を頼まれている犬が、羊の群れに向かっていく。「ラッキー!だめよ!」エマは必死に呼び戻したが遅かった。牧場主のケインが冷たい怒りをたたえて現れ、今度犬が羊を追いかけたら撃ち殺す、と宣言した。独裁者を思わせる彼の風貌、そして強烈な存在感に、エマは、稲妻に体を貫かれたような激しい衝撃を感じた。その運命的な出会いのあと、ケインは何かと彼女の面倒を見ようとする。しかしある事情から、彼は決してエマが恋してはいけない男だった。しかも彼にはすでに婚約者がいるらしい。これ以上親しくなるのはやめよう。エマは自分に言い聞かせたが、すでに強く彼に惹かれていた…。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
ドナルド,ロビン
ニュージーランド北部の牧場主の家に1男5女の長女として生まれた。15歳で師範学校に学び、19歳で結婚、同時に小学校の教師となる。子育てを終えて一時休んでいた教職に戻り、かたわら執筆を始めた。現在は、蘭の花咲き、キウィやオレンジの実る美しい北部の村に住む(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
遠い夏の秘密 (新書)
内容(「BOOK」データベースより)
一人息子のニックとテーマパーク巡りを楽しんでいたケイトは、かつての恋人パトリックと思いがけず再会した。七年前の夏、ケイトはパトリックと初めて愛し合った。ところがその二週間後、あろうことか彼のいとこに襲われ、彼女はニックを身ごもった。それ以来、ケイトはパトリックの前から姿を消し、女手ひとつでニックを育ててきた。あの夏の秘密を、彼に言うことは絶対にできない…。しかしパトリックはニックを自分の子と思いこんで、ケイトが否定しても動じず、これからも会うことを強く望んだ。つらくても、真実を告げなくてはいけないのだろうか?いつしかケイトは、彼を突き放せない自分の気持ちに気づいていた。
運命があるのなら (新書)
内容(「BOOK」データベースより)
アリスは疲れ果てていた。原因は目の前の男性にある。今夜はボスとその弟ルカと、三人で会うはずだったのに、なぜかルカと二人きりで食事をすることになってしまった。地位も名声も手にした魅力的な男性と、二人で食事―ほとんどの女性はこの状況に歓喜するだろうが、アリスは違った。ルカとの会話はいつも緊張感に満ち、神経がすり減ってしまうのだ。しかもルカは兄とアリスの仲を疑っているらしく、辛辣な言葉をぶつけてくるのだからたまらない。アリスが会話に嫌気が差したとき、不意にルカが言った。「きみが結ばれるのは兄貴ではなく、ぼくだよ」。
内容(「MARC」データベースより)
地位も名声もある魅力的な男性と、2人で食事。だが、アリスは疲れ果てていた。その男性ルカとの会話はいつも緊張感に満ち、神経がすり減るからだ。しかし、その席で彼は不意に言った。「きみが結ばれるのは、ぼくだよ」